年末に入り、冷蔵庫の中も整理したり、まとめ買いしたりしなければなりませんね!
そうなれば、賞味期限が気になりますね!
去年、小麦粉の賞味期限について書いたのですが、今回は
賞味期限と消費期限についてちょっとまとめてみました。
その前にお塩や砂糖やお酒に賞味期限はありますか?
例外を除いて賞味期限はありません。そうですよね!
なぜでしょうか?
賞味期限の定義にヒントがあります。
農林水産省のHPに下記のように書かれています。
「定義:定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。ただし、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあるものとする。」
つまり、常温において極端に言うとほっといても品質が下がらない物には賞味期限はないのです。ただ、例外的に塩に海藻が混ざっていたり、お酒に乳製品が混ざっていたりすればそれらは劣化しますので賞味期限がある場合があります。
それでは質問です。
ゼラチンに賞味期限はありますか?
答えは、あります。です。
メーカーに質問したところ、もともとゼラチンは化学品の分類で賞味期限はなかったが、このご時世なので2年でつけているとのことです。要するにふつうにしていれば痛まないし劣化もしない可能性が大きいのですが。メーカーとしてはリスクもできるけれど、賞味期限をつけることによって、お客様に安心感を与えることもできるのです。
それでは、第2問
賞味期限の切れているゼラチンをあなたは使用しますか?
答えは、これに関してはあなた次第です。
同じ農林水産省のHPに次のような表があります。わかりやすいのでご覧ください。
この表を見て
第3問です。
賞味期限の切れた小麦粉がどこからか出てきました。あなたはどうしますか?
さあ、皆さんが私たちに質問する内容です。
どうしますか?
答えは、どのように管理していたか?どのくらい日数がたっているか?カビや、臭いはあるか?総合的に判断してください。
一般的に湿気があり菌が繁殖して腐っていたり、変な臭いが付いていなければ、食べることはできるでしょう。
ただし、出来上がりの良し悪しは考えません。
まったく問題のない場合もあるでしょう。私たち販売しているものは賞味期限を過ぎたものの保証はできないのです。皆さまの五感で判断しなければなりません。
さて、話が長くなってしまいました。
ここまでわかれば、消費期限は簡単です。
消費期限の定義です。
「定義:定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日をいう。」
つまり、皆さまが判断する必要がありません。その日までにちゃんと保管していれば食べれますが、消費期限が過ぎたものは食べないほうがよいです。だたし、今度は購入後の温度管理がどうであったか皆さまが管理しなければなりません。自己管理ですので、五感を信じて対処する方も、ここは注意してください。
さてちょっと見方を変えた表があったので紹介します。
これを見て、賞味期限と賞味期限をよく考えてください。
農林水産省のHPは最後にこう書かれています。
「食品を無駄にせず、環境のことも考えた食生活にしたいですね
賞味期限が切れてもその食品が直ちに食べられなくなる訳ではありません。
こうした点を正しく理解していただき、廃棄等による社会的なコスト等も考慮しながら、買い物、保存等を行っていただくことは、食料の安定供給の観点のみならず、環境配慮の観点等からも望ましいことです。
期限表示の意味を正しく理解して、これからも食品ロスを減らす努力も大切ですね。
キーワードは「もったいない」です!」
最近のコメント