これによる日本の影響はどうなるのでしょう?
1、日本はロシアから小麦粉を輸入していない。
日本の輸入小麦粉はほぼ全部、カナダ産、アメリカ産、オーストラリア産です。
2、日本は小麦粉を国が輸入しています。
世界最大の輸入業者は日本国です。
穀物高騰時に日本が買い付けを中止発表した事があります。
その時、シカゴ相場を下げた事例もあるほどです。
3、輸入小麦の国内への売り渡し価格は過去の実績です。
現在、4月と10月に小麦粉の売り渡し価格の見直しを行っています。
今年の10月は、今年の3月から8月の政府買い付け価格の平均となります。
来年の4月は、今年9月から 来年の2月の平均です。
よって、国際相場が上がっている可能性があります。
しかし、今年、10月から日本の制度が変わります。
それは、即時販売方式。
ひとことで、国家備蓄から民間備蓄に変わります。
9月末現在の国家備蓄1.8カ月分と民間備蓄0.5カ月分
合計2.3カ月分の売り渡し価格4月の安い小麦粉が在庫になります。
高い相場のものをたくさん輸入することはないようです。
これらを考えると、今回の期間だけでは少しの影響になるのではないかと思われます。
もちろんそれなりに国際相場の高騰は連動してくるので、長期にわたって続く場合は
影響が出ます。地球環境(天候)の変化には充分注意していきたいものです。
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