宝の木として日本に伝わったゴボウを、正月の魚として珍重された鮎に見立てたお正月のお菓子。花びら餅の由来は官中行事の「お歯固めの祝い」に延命長寿を祈って固いものを食べる事はじまったといわれています。
白あんとお味噌とおもちの絶妙なハーモニーはくせになってしまうほどです。
材料(12個分)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★求肥(ぎゅうひ)★
・白玉粉 90g
・上白糖 180g
・水あめ 40g
・白餡 200g
・白味噌 50g
・水 180cc
・片栗粉 適量
・食用色素赤 少量
★蜜煮ゴボウ★
・ゴボウ 1本
・上白糖 180g
・水 100cc
・酢 適量
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作り方
①ゴボウは、長さ100mm 太さ5mmに切る。
酢水に入れて火にかけ、沸騰したら水を取り換えて、柔らかくなるまで煮る。
別の鍋に水100ccを沸かして上白糖を溶かし、よく水を切ったゴボウを入れて3時間ほど寝かせる。
その後、もう一度沸騰させてからゴボウを上げ、残った蜜を少し煮詰めてからゴボウを鍋に戻します。
②味噌餡は、白餡に少量の水を加えて鍋で練る。
餡が固くなってきたら味噌を加え焦がさないように注意しながら弱火で練り上げる。
③求肥は、ボールに白玉粉を入れ、水を少しずつ加えながら固まりがなくなるまでよく練る。
鍋に移して弱火にかけ、焦がさないようにしっかり練る。
生地が半透明になり、十分に火が通ったら上白糖を3回くらいに分けて練こみ適当な硬さに練り上げる。
練り上がる間際に水飴を加える。
④求肥の1/4を食紅で着色する。
【ONE POINT】
焦がさないように注意しながら力強く練る。
2で、砂糖を加えると生地が緩むので、事前にしっかり火を通して「少し硬めかな?」と思うくらいに練っておくこと。鍋肌にこびりついた生地は、口当たりが悪くなるので使わないほうが良い。
⑤片栗粉を手粉として、それぞれの求肥を均等に12個に丸める。
⑥白い求肥を平たく伸ばし、赤い求肥を真ん中に乗せて直径5cmほどに広げます。
⑦求肥の片栗粉を払い落し、ゴボウの蜜煮2本と味噌餡20gを赤い求肥の側にのせて二つに折ったら出来上がりです。
資料提供 野菜のソムリエ 田中由美子さん
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