小麦粉にこだわって道産小麦でバケットに挑戦する方々がいる一方、フランスの小麦粉を使ってフランスの味を追求する方もいます。テノワールやムールドピエールなどアントゥルメでもそのうちに復活させたいと思っている小麦粉たちです。前者の人たちはミネラルの多い海の塩をお求めてシママースなどがお気に入りです。北海道産の宗谷の塩は工場の生産が間に合わず品切れ状態が続いています。(すみません。)
フランスの砂糖が北海道のビート糖と同じだという話をいたしましたが、それでは、リーンな生地にはどの塩が合うのでしょうか? 塩によって味がとっても変わってしまうことを知っている方も多く、自然塩を選択されるのもうなずけます。それではフランスではどんな塩を使用しているのでしょう。世界で最高においしいといわれているゲランドの塩 があります。また、多くのブーランジェで使用している塩は、日本と違って岩塩を使用しています。フランスの岩塩はヒ素が含まれており一度溶かして再度煮詰めて作られています。一般には後者の岩塩が使用されているようです。フードマイレージもささやかれていますが、一度は自分なりにこだわってみたいと思うのもスロウキッチンではないでしょうか?
お店では小瓶のお塩が大変売れているのも皆さんが興味を持っている証拠だと思っています。いろいろチャレンジしてみてください。
最近のコメント