札幌農学校が北海道帝国大学に昇格した大正の時代、洋行帰りの教授陣が北6条西12丁目あたりに数多く住みつき、自ら欧米で体験した洋風生活を実践しました。そこが本日ご紹介する「桑園博士町」です。そこに住まわれたのは、世界的植物学者で元北大植物園長の宮部金吾(みやべきんご)を始め、納豆博士と呼ばれた細菌学者の半沢洵(はんざわじゅん)、第三代北大総長を務めた高岡熊雄(たかおかくまお)など、当時の札幌の文化人を代表するそうそうたる顔ぶれでした。近くには、流行の最先端をいく教授たちの好みに合わせたのか、当時ではまだ珍しかったビールやワイン、ベーコンなどを扱う店もあったそうです。
宮部記念緑地
宮部記念緑地
宮部記念緑地
現在の桑園博士町
むかしの桑園博士町あたりは、現在の円山表参道のようなモダンな地域だったように想像します。
ただいま桑園まちおこしプロジェクト参加中。
この街に、パティシエ、ブーランジェ、シェフが集まり始めています。
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